こんにちは。祥福堂・漢方茶ブレンダーの祥子です。

今日はストレスの話を少ししたいと思います。

人間生きているといろんなことが起きます。

当然全てが思い通りにいくことはなく、むしろ出来事にイライラしてしまうことってよくあると思います

自分は頑張っているけれど、他人からはそうではなくて注意されたり

突然嫌味を言われたり

家族のせいで家が汚れてるのに自分が片付けなくちゃいけなかったり

ただただ無性にイライラしたり

全部が全部、にこにこと笑ってやり過ごすことができません。

漢方では、イライラする（怒りやすくなる）のは五臓の内の肝が関係すると言います。

ストレスによって肝の流れが悪くなり、気血水という人間の基本的な要素の内『気血』が滞る。

よく怒りのことを「頭に血が上る」と表現しますが、それはつまり気というエネルギーが頭に集中しているということです。

こうした気が滞ると、頭痛や肩こり、目の充血などの症状が出てきます。

血の巡りも滞るので、生理不順になったりめまいがするなんてことも。

私自身、肝はすごく弱いです。

特に近年はPMSでイライラすることが多くなりました。

仕事をしているときはそうでもないのですが、家族と会話をしているとどうもイライラしやすくなっているようです。

「私のことわかってよ！」感が強くなると言うのでしょうか？

マイナスなことを言われるとムッとする回数があきらかに増えている気がします。

そういうときの自分はほんとに大嫌いで、だからPMSの期間はなるべく私のことに触れないで欲しいと思いながら過ごしつつ肝を養うブレンド漢方茶を飲むことにしています。

『04-stress-』は、私自身が頭に血が上ったときやその予防の為の漢方茶を作りたくて、ブレンドしました。

ここまで書いていてなんですが、これは肝を養うものではありません

…いや、そう断定すると誤解がありますが、少なくとも肝には特化していません。

私のように頭に血が上って頭痛があったり精神安定を求めている方用のブレンドです。

気を巡らせつつ精神を安定させるようなブレンドとなっています。

（肝を養うのは肝が弱りがちな春の為の養生漢方茶をお出ししています）

漢方茶は即効性はありませんが、これを飲むことでほんのひととき自分の心を落ち着かせる意味でこの漢方茶はよく飲んでいます。

緑茶ベースで、しかも苦味のある薬草をバキバキに入れているこの漢方茶。

正直祥福堂の漢方茶でも1、2を争う飲みにくさです。

でも、この苦味がクセになるというか……飲んだら我に返るんです。

苦すぎて（いや、この場合は私が抽出しすぎということがよくあるんですが）

いや、苦味って五臓の内の心を養うんですよ！

実は心も肝と同様メンタルにおいて重要な臓器です。

肝と心は母子関係になるので、母である肝が弱ると心も弱る。

つまりストレス過剰状態が続くことで心にも影響が出て不眠とか精神不安に繋がる。

そういうわけで、苦味をとることで心を元気にしていこうという作戦です。

ストレスに対するアプローチの仕方は色々ありますが、祥福堂の漢方茶はそういう感じであることをご理解いただければと思います。

本当は気の持ちようを考えればいいのですが、私の場合はマインドコントロールが出来たり出来なかったりの人間なので、結局最後は漢方茶に戻るんですよね。

つまりは、

毎回毎回菩薩の顔ですべてを笑って過ごせるかってんだ！

ということです

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