2021/06/03 12:00
こんにちは。祥福堂・漢方茶ブレンダーの祥子です。
6月になりました。
先月から梅雨も始まり、心も体も調子が良いという人は少なくなっているかと思います。
今日は6月の養生ポイントをいくつかご紹介したいと思います。
①季節が夏へと移り変わる6月は心が不安定になる月
6月は6/21に夏至もあり、夏への変わる月ですが、勿論すぐにカラッとした夏になるわけでもなく、梅雨で気圧の変化や湿気が多い月です。
漢方で考えると、「春(怒りやすい肝が弱る季節)」「夏(不安や不眠になりやすい心が弱る季節)」「長夏(考えすぎてしまいがちの脾が弱りやすい季節)」が重なる季節が、6月です。
特に乱れやすいのは脾で、気圧の変化が多く湿度が高くなると、自律神経が乱れて胃腸の働きが低下するし、雨が多くて曇りがちになり、日照時間が減るので心も内向きなってしまいます。
なので今月は脾=消化機能が弱らないように気をつけてあげることが大切です。
②偏食しない
6月は心が不安定になる月だと①で言いました。
心が不安定になると、たとえば余計に甘いものを欲したり、日にコーヒーを何度も飲んでしまったり、そんな偏食が多くなってしまいます。
ほどほどならばそこまで問題はないですが、無意識にでも手を伸ばしやすくなっているなら要注意です。
からだに悪影響のものを過剰に食べていると、消化機能はそれを受け止められなくて心の不調が更に進みます。
特に注意して欲しいのは『甘味』で摂る砂糖です。
砂糖の摂りすぎで余った糖と体内のタンパク質が結びつき、炎症が起こります。
なので、今月は甘味は特に控えてみてください。
料理で砂糖を加えなくてはならないときはオリゴ糖で代用しましょう。
この時期、夏に向けてドリンクの新商品がたくさん販売されています。
暑くて冷たいものを飲みたいとそれらのドリンクに手を出す……そうすると、自然と砂糖を摂ってしまいます。
それはダメです!
野菜ジュースや栄養ドリンクも同様ですので注意しましょう。
③ウリ類・豆類で湿気を取り除こう!
ウリ類は身体を冷やしつつ湿気を取り除く作用がありますので、暑さとともに湿気もあるという日などに積極的に取り入れたい食材です。
豆類は温めたり冷やしたりする作用(漢方では平性と言います)があり、更に湿気を取り除く食材です。
豆類は寒がりさんでも暑がりさんでも問題なく食べられるので、大いに食べていきましょう。
祥福堂では黒豆茶が豆類ですね。
ウリ類の食材
キュウリ、ゴーヤ、ズッキーニ、冬瓜、カボチャ、メロンなど
豆類の食材
大豆、黒豆、小豆、エンドウ豆、枝豆、空豆、豆腐、納豆など
いかがでしたか?
今月の養生の参考にしてみてくださいね。
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