2021/03/23 18:00
こんにちは。漢方茶ブレンダーの祥子です。
今日は祥福堂が使用している茶葉のひとつ、黒豆茶についてお話します。
と、いうのも今のところカウンセリング漢方茶ではなかなかオーダーいただけていないんですよ、この黒豆茶。
個人的にはすごくもったいないなあと思います。
私は黒豆茶、結構愛飲しています。
と、いうのも黒豆茶が性質などを含め、万能なんです。
性質というのは、身体を温めるか冷やすかという食性の話。
薬膳・食養生の基本の話ですが、食べ物には性質があり、
熱・温性→からだを温める
寒・涼性→からだの熱を冷ます
平性→上記の中間の性質で作用が穏やか
と、大まかに3つの性質があります。
黒豆茶はその『平性』に分類されるお茶。
その味は素朴というかマイルド?と言いましょうか。
緑茶やほうじ茶などとは違い、穏やかな気持ちになる味です。
クセのある薬草とブレンドすると結構中和してくれることが多く、ブレンドの際に重宝しています。
私は元々冷えがある人間なので、通常はほうじ茶や玄米茶など温性の茶葉をベースにして漢方茶を作っていますが、春の今頃からは黒豆茶を使用することが多くなります。
(今日も黒豆茶をベースにクコの実、なつめ、夜交藤をブレンドしました)
冷え性でもほうじ茶ばかりで味がつまらなくなったら黒豆茶を飲んでも差し支えがないという点がうれしいです。
また、黒豆茶はその漢字の通り黒豆を原料としています。
黒は中医学的には五臓の内の『腎』の色で、腎機能を補います。
中医学における腎は、成長や生殖、水分代謝を司る機能を持ちます。
腎の働きは年齢を重ねるほどなくなっていきます。
中医学では腎が尽きると寿命を終えるとも言われ、長生きするには腎機能の補給が必要です。
つまり、黒豆茶はアンチエイジングに良いお茶!ということですね。
血流を促す作用もあるので手足先が冷えやすい人にもいいです。
冷えのある私もベースをほうじ茶という温性にしなくても十分作用としては申し分ない茶葉となります。
何よりノンカフェインなので、寝る前に飲んでもいい茶葉です。
このように黒豆茶は漢方的に便利な茶葉です。
あまり聞かないお茶だなと思って敬遠されているのならば、ちょっと勇気を出して飲んでみていただきたい。
特に年齢を重ねて腎の機能が減ってきている人や元々虚弱体質な人。
毎日1杯ずつでも飲んでいただきたいなあ。
祥福堂の症状別漢方茶では2種類の漢方茶に使用しています。
ひとつは『女性のからだをいたわるブレンド漢方茶 02-menstruation-』。
女性特有のお悩みである生理痛やPMSを和らげるブレンドのベースとして使用しています。
不眠にもいいです。
もうひとつは『ゆらぐ肌とおさらばブレンド漢方茶 03-skin problem-』。
からだの巡りが悪いと肌荒れするというのが漢方的肌荒れの定義です。
そんな巡りをよくするブレンドとなっています。
黒豆茶単体でも効果がありますが、薬草とかけ合わせるとより効果が発揮します。
ぜひ一度飲んでいただけたらと思います。
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