2021/02/24 17:30
こんにちは。漢方茶ブレンダーの祥子です。
今日は髪の毛の話。
髪の毛って、男女問わず気にしてしまう部位ではないでしょうか。
しかし意外と皆さんは外側のケア(トリートメントなど)はしても内側からのケアをしている人ってあまり見かけません。
みなさん「白髪がー」とか「抜け毛が多くなってきた!」という声が聞こえるにも関わらず、です。
どうして?と周りにきいてみると、
「いや、だって結局自然の摂理だし」
という答えがほとんどです。
…いや、まあそれもたしかにそうなんですけど
あと、「親の遺伝だから」もよく聞かれますね。
うーん、でも。
この髪の毛問題も養生次第ではある程度老化を遅く出来るんですよね、と。
漢方を学ぶ者としては思います。
なので、今回少しだけ漢方での髪の毛の位置づけめいたことをお話しします。
漢方では、髪の毛の老化(抜け毛や白髪)は身体の大事な臓器五臓の内に『腎』に関係があると言われています。
腎は、発育成長、生殖活動、そして水分代謝を司る臓です。
その腎には『精』と呼ばれる、親から引き継いだ気を貯蔵しています。
これを少しずつ使うことで成長・生殖していき、なくなると老化していくのです。
だから発育成長のひとつである髪の毛が白髪になったり抜け毛が多くなるのは、腎気(腎のエネルギー)が不足していると考えられます。
また、人間の身体を構成する3大要素『気・血・水』の内“血”も関係があります。
血とは赤い液体状の物質(血液)です。
飲食物から作られ、サラサラで身体の隅々にまで巡ることがよいとされています。
血は自ら巡るのではなく、気によって巡らされています。
気が滞ったり、少ない(虚)と血は影響を受けます。
髪の毛は「血余(けつよ)」とも言われ、血で作られていると言われ、血がない状態は髪の毛に直接的なダメージが与えられてしまうと考えて下さい。
髪の毛は腎や血が多いに関係しているということがご理解いただけたかと思います。
で、逆に言えば腎気も血も意識して作るようにすれば白髪や抜け毛の進行は遅くなるのです。
では、腎気や血はどうやって増やせば良いのでしょうか。
ひとつはなんと言っても食べ物。
黒豆や黒ごま、黒米などの『黒』色の食材を普段の食事に取り入れて下さい。
黒豆の煮豆、ひじきをご飯に入れた炊き込みご飯、ワカメたっぷりのお味噌汁などなど。
ちなみに私はこのひじきご飯をよく食べています。
というかですね、私は去年まで抜け毛で随分悩んでいたんですよ。
去年の夏頃からでしょうか、ちょっと本気を出して改善しようと積極的に黒いものを取り入れ始めました。
ちょっと小腹が空いたときは“おつまみ昆布”を食べることが日常化し、お正月は黒豆を誰よりも食べまくりました。
あと、大事なのはよく寝ること。
夜更かし、ダメ、絶対。
これは主に血の不足を補います。
スマホなどをずっと見ていると、血が失われます。
早く寝る、そして、十分な休養をとる。
寝るのも昼夜逆転とか、そういうことをしてはいけません。
夜10時に寝て、朝7時に起きる。
それくらいの規則正しさが大事です。
私の周りには某週刊少年誌の最新号を読むために深夜0時まで起きる強者がいますが、
それ老けますからっ!
と、本当は言いたい。
(でも無理強いはいけないので言えない)
(結局本人の心がけなんで)
私もよくスマホをダラダラ見ちゃうんですよ……なんか見ちゃう。
でも、せめて夜11時には寝るようにしています。
あと、スマホ見すぎたなと思ったら翌日の漢方茶はクコの実(血を補う代表的な薬草・生薬)を入れています。
(こういうとき自分が漢方茶ブレンダーって便利)
・・・結果、気づけば抜け毛がほとんど気にならなくなっていました!
真面目に言えば、それに気づいたのはここ最近。
以前は髪の毛を洗っていたときや髪の毛をブラッシングしていたらボロボロ抜け落ちていた髪の毛が通常に戻っていました。
いつの間に!?と思ったと同時に、実践してきた養生の成果が出て本当にうれしかったです!!
いやいや、ほんとに丈夫になりました~
人間根気よく習慣化すれば変われるものです。
白髪の進行もそれほど進んでいないと思われます。
(30代で黒髪を維持しております)
今回書いた養生法って、はっきり言ってちょっと調べれば出てきます。
すごくメジャーなもの。
メジャーだけどやってない……きっとそういう人が多いのだと思います。
でも、悩んでるならやった方がいいですよ…と私は言いたい。
だって、やれば変わるから。
やらないから変わらない……ただそれだけです。
頑張りましょう、一緒に。
(おつまみ昆布はほんとにオススメ……トッ○バリューさんの梅味しか勝たん)