2021/01/12 17:07

こんにちは。漢方茶ブレンダーの祥子です。

先週末から地元太宰府にも雪がたくさん降って凍えてしまうほど寒い日が続きましたが、皆様はいかがでしょうか。

私は部屋の中にいても寒く、貼るホッカイロと手に持つホッカイロの二重使いをしていました。

女性にとって冷えは大敵でからね……大雪の三日間くらいは本当に辛かったです。

こんな寒い日は温かいお茶に縋りたくなりますが、以前ちょっとお話しましたが、お茶にも冷える性質があるので注意が必要ですので、今日は寒い日に適した茶葉をお伝えしたいと思います。


皆さんに馴染み深い茶葉で一番体を温める性質があるのは、なんと言っても『ほうじ茶』です。




一番上の茶葉ですね。(他は私がその日ブレンドした和漢ハーブです)

ほうじ茶は、茶葉を焙じた(炒った)お茶のことを指し、香ばしくあっさりした味が特色かと思います。

緑茶よりカフェインが少ないこともいいですね。



漢方・薬膳的には、ほうじ茶は温性。

手足が冷えがちだったり全体的に寒がりの人は季節関係なく日常的に飲み続けた方がいいでしょう。

逆に体が熱しやすい人にはあまり適しません。

熱が籠もって不調になります。

女性は生理の関係で血というエネルギーを失いがちになり、その分冷えやすい体質なので、毎月の生理が辛い方もほうじ茶を日常的に飲んでいただいた方がいいと思います。


上記の写真は、大雪だった日に私が飲んだブレンドです。

寒さで失うエネルギーを補給することを目的としたブレンドで、ほうじ茶の他にクコの実、よもぎ、夜交藤、合歓皮を入れています。

全てエネルギーを補給したり、そのエネルギーを上手く流す作用のある和漢ハーブです。

冷え性の方にオススメのブレンドです。


やや温性の茶葉としては玄米茶があります。

“やや”としているのは、炒った玄米が入っているからちょっと温性かなということです。

大雪で寒すぎる!とか冷え性ヤバい!というほどではない方は、玄米茶でも体を温めてくれます。

ほうじ茶より玄米茶の方が好き!という方は多いので、カウンセリング漢方茶でも人気の高い茶葉です。



反対に体を冷やす茶葉は緑茶とウーロン茶です。

冷え性の方は控えた方がいいかもしれません。



日常何気なく飲んでいるお茶も、薬膳の観点では性質があります。

ま、テレビや雑誌などで「カフェインが多く含まれている」などという栄養素と同じような感覚だと思ってくださればうれしいです。

寒いなと思うときは緑茶じゃなくてほうじ茶を飲む、そう覚えていただけると皆さんの日々の健康がちょっとだけ守られると思います。



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